君島憂樹さんってどんな人?プロフィールと素顔
- 名前:君島憂樹(きみじま ゆうき)
- 旧芸名:蘭世惠翔(らんぜ けいと)
- 生年月日:1997年4月27日(28歳)
- 出身地:東京都渋谷区
- 身長:167.5cm
- 血液型:A型
- 所属事務所:退団後はフリー活動中
- 趣味・特技:バレエ、声楽、演劇
まず、この「君島憂樹」というお名前。漢字がちょっと珍しいですよね。憂の字には「先を見通す」、樹には「自分らしく」という意味があって、ご家族で「先を見通して自分の道を歩んでいけるように」という願いを込めて名付けられたそうなんです。
そして家族構成がこれまた豪華絢爛。祖父は世界的服飾デザイナーの君島一郎さん(故人)、父は実業家の君島誉幸さん、母は元モデルで美容家の君島十和子さん。妹さんもいらっしゃって4人家族です。まさに「キミジマファミリー」の一員として、美とファッションに囲まれた環境で育ったわけですね。
うっとりするほどの美しいウエディングドレス姿ですが、2025年10月現在は結婚や彼氏の噂はなく、独身です。結婚願望についてはインタビューで「いずれ結婚できたら」と触れていますが、詳細は不明。



君島憂樹さんの経歴は?宝塚への道のり、そして「蘭世惠翔」として
夢を追いかけた10代
君島憂樹さんは4歳のとき、初めて宝塚の舞台を観て「タカラジェンヌになりたい」と思ったそうです。そこから日本女子大学附属中学校・高校に通いながら、声楽やバレエのレッスンを重ね、中学3年生で初めて宝塚音楽学校を受験。これが不合格だったんです。でも諦めず、高校1年生で再チャレンジして見事合格。26.7倍という狭き門をくぐり抜けました。
ご本人は後にこう振り返っています。「高校生活を1年経験したことで視野が広がった。充実した1年だった」と。一度の失敗を経験し、高校生活で学んだことが次のステップへの糧になったわけですね。やらない後悔よりやって後悔、まさにそれを体現した方じゃないでしょうか。
音楽学校から月組へ
2014年、宝塚音楽学校に入学。文化祭では演劇部門で主役を務め、卒業時には演劇部門で優秀賞を受賞。これって、同期の中でも際立った存在だったということですよね。2016年、102期生として宝塚歌劇団に入団。入団時の成績は13番という好成績で、「蘭世惠翔(らんぜ けいと)」の芸名で星組「こうもり/THE ENTERTAINER!」にて初舞台。その後、月組に配属されました。
男役から娘役へ、稀有なキャリアチェンジ
ここからが君島憂樹さんのキャリアで特に興味深いところです。2018年、愛希れいかさん退団公演となる「エリザベート」で少年ルドルフ役に抜擢。男役として順調にキャリアを積んでいたかと思いきや、2019年8月22日付で男役から娘役へと転向されたんです。
これ、宝塚では決して多くないキャリアチェンジなんですよね。男役のかっこよさも、娘役の可憐さも、両方を知っている。舞台に立つ上でこれほど贅沢な経験はないんじゃないでしょうか。男役と娘役の境界線を軽やかに超えていく姿は、まさに「先を見通して自分の道を歩む」という名前の通りだったのかもしれません。
娘役転向後は「I AM FROM AUSTRIA」「今夜、ロマンス劇場で」「グレート・ギャツビー」など数々の作品に出演。そして2023年4月30日、月組「応天の門/Deep Sea」東京公演千秋楽をもって、約7年間の宝塚生活に幕を下ろしました。
宝塚退団の理由とこれからの目標!退団を決意したきっかけとは?
「ジョーダン・ベイカー」が背中を押した
2022年に上演された「グレート・ギャツビー」。この作品の新人公演で君島憂樹さんが演じたのが、ジョーダン・ベイカーという役でした。今でいうキャリアウーマン的な、かっこいい女性。禁酒法時代の退廃的な世界でも、自分らしい生き方を貫く役柄だったそうです。
君島憂樹さんはインタビューでこう語っています。「宝塚という世界から抜けて現代社会で生きていくには『こういう生き方ってすごくすてきだな』と感じ、退団を決意するに至りました」と。
特定の仕事がしたいから辞めたわけではなく、「宝塚の世界を経験したからこそチャレンジできることがあるんじゃないか」という思い。そして、そんな決断を後押ししてくれたのがご家族だったそうです。背中を押してくれる家族がいる環境だったからこそ、踏み出せた一歩だったんですね。
これからやりたいこと
退団してまず始めたのがSNS配信。在団中はかなわなかったことを「退団翌日から始めました」というフットワークの軽さ。社会人2カ月目の気分で学ぶことばかり、と語る謙虚さも素敵です。
今後については、モデルやタレント、女優として、美容やファッションに関わる仕事、そしていずれは「こういうものがあったら」という自分の考えや思いを形にできる仕事にも挑戦したいとのこと。宝塚では演じなかったような役もやってみたいそうです。
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君島憂樹さん、その魅力をまとめると
というわけで、今夜「踊る!さんま御殿!!」に登場する君島憂樹さん。その魅力を整理すると、こんな感じでしょうか。
- 男役も娘役も経験した、宝塚でも稀有なキャリア:両方の視点を持つことで、表現の幅が格段に広がっている
- 「キミジマファミリー」の一員でありながら、自分の道を切り拓く姿勢:母・十和子さんを理想としつつ、自分らしい生き方を模索している
- 一度の失敗を糧に夢を叶えた、諦めない心:26.7倍の狭き門を2度目のチャレンジで突破
- 本名で勝負する潔さ:「蘭世惠翔」は宝塚で卒業、新しいステージへ
- 謙虚さと向上心:「社会人2カ月目の気分」と語る姿勢、全てに感謝する心
宝塚という特別な世界で約7年間、男役も娘役も経験し、そして今、まっさらな気持ちで新しい世界へ飛び込んでいる君島憂樹さん。これから、その聡明さとチャーミングさで視聴者を魅了してくれるんじゃないでしょうか。
「やらない後悔よりやって後悔」。君島憂樹さんのこの言葉、ことばとも胸に刻んでおきたいと思います。
ありがとうございました。



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