コトコト|髙橋沙耶役は瀧七海!高校は?経歴、出演作、プロフ【子役時代】

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2025年12月15日から放送の『コトコト~おいしい心と出会う旅~茨城編』で、お父さんと進路のことで揉めている髙橋沙耶役が気になりましたね。

演じるのは、瀧七海さん。福岡県大牟田市出身の20歳。帰宅部なのに陸上県大会出場という謎のスペックを持つ彼女が、いったいどんな人なのか。

気になるプロフィールから、デビューから大河まで駆け上がってきた歩み、そして今後の出演情報まで、ことばとが全力でお届けします。

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もくじ

プロフィール:瀧七海さんって、どんな人?炭鉱の街で育った“透明感の原液”

まずは基本情報を、さくっと整理しておきます。

  • 生年月日:2005年11月9日(20歳)
  • 出身地:福岡県大牟田市
  • 身長:165cm
  • 血液型:AB型
  • 趣味・好きなこと:ファッション、映画鑑賞など(インタビュー等から推定)
  • 特技:インラインスケート、アイススケート
  • 所属事務所:アミューズ
  • 受賞歴:アミューズ 全県全員面接オーディション 2017~九州・沖縄編~ 準グランプリ

福岡県大牟田市といえば、かつて炭鉱で栄えた街。いまは住宅地が多くて、少し離れると田んぼや森、山がある――という、いかにも“空気がおいしそうな場所”です。

そんな環境で育った瀧七海さん、都会育ちのピカピカとはちょっと違う、いい意味で「土のにおい」がする透明感なんですよね。ミネラルウォーターというより、名もなき山の湧き水、みたいな。

帰宅部なのに県大会、の謎

学生時代の話もかなりパンチがあります。

  • 中学:帰宅部なのに、100mハードルで市内大会優勝 → 県大会出場
  • 理由:体型が気になって、部活動生の朝練に混ざって走っていたから

部活に所属せず、朝練だけで県大会。運動センス良すぎ。それでも本人は、スポーツ少女全開ではなくて、「特技はインラインスケートです」とさらっと言う感じ。この“できるのにガツガツ前に出ない”感じが、お芝居にもそのまま出ている気がします。

経歴:パン屋の前から大河へ。瀧七海さんの歩みを、ゆっくり辿る

パン屋の前で人生が動く

物語は、小学6年生の天神から始まります。

家族5人で福岡・天神に遊びに行き、弟さんとパン屋さんの前で遊んでいたら、スカウトの方に声をかけられた――これが、アミューズ 全県全員面接オーディション 2017~九州・沖縄編~ への入り口。その結果は、3,224人の中から準グランプリ。帰りの車の中で「グランプリ獲りたかったな」と思っていたそうで、すでに負けん気の火力が高い。

ただ、このときからすぐ順風満帆…ではなかったのがリアルです。

  • 中1までは福岡・天神で月1回レッスン
  • 中2からは東京のレッスンへ、毎週通う
  • 仕事になかなかつながらず、やめたいと思った時期も

ここで支えになったのが、現在のマネージャーさん。「初めてお芝居が楽しいと思えた」と話すくらい、役との向き合い方や仕事への理解を一緒に育ててくれた存在だったそうです。いいマネージャーさん、拍手。

高校時代:地元で普通のJKと俳優で東京通いの二刀流

出身高校は福岡県の大牟田高校。駅伝・柔道が強いことで知られる私立校です。

  • 高校時代も帰宅部
  • 放課後は友達とイオンでプリクラ、映画、フードコート…かなり普通の高校生活
  • 一方で、仕事やレッスンのたびに福岡から上京し、学業と両立

この「地元のイオンと東京を行き来するJK生活」、なかなかの二重生活ですよね。それでも「ストレスは全然なかった。もっと頑張りたいくらい」と語っていて、タフさと前向きさがえぐい。

高校1年だった2021年に、ドラマ『前科者 -新米保護司・阿川佳代-』で俳優デビュー。その後は、じわじわ、でも確実に作品が増えていきます。

主な出演作品をざっくり整理

テレビドラマだけでも、かなりバラエティ豊かです。

  • 前科者 -新米保護司・阿川佳代-(2022 / WOWOW)今野あおい役
  • 恋の病と野郎組 Season2(2022 / 日本テレビ)星野シオリ役
  • 17才の帝国(2022 / NHK総合)ゆみ役
  • インビジブル 第6話(2022 / TBS)キリコ(幼少期)役
  • クレッシェンドで進め(2022 / 日本テレビ系 ZIP!朝ドラマ)青木役
  • 早朝始発の殺風景(2022 / WOWOW)叶井役
  • ブラッシュアップライフ(2023 / 日本テレビ)宇野真里役
  • ブラックファミリア〜新堂家の復讐〜(2023 / 日本テレビ)早乙女葵役
  • しょせん他人事ですから 第6・7話(2024 / テレビ東京)あじぇる役
  • 光る君へ 最終回(2024 / NHK大河ドラマ)藤原嬉子役
  • 秘密〜THE TOP SECRET〜 第4・5話(2025 / 関西テレビ・フジテレビ)岸谷理香子役

映画も、青春ものからホラーまで。

  • きさらぎ駅(2022)葉山凛役
  • 少女は卒業しない(2023)
  • ブルーピリオド(2024)白井育美役
  • 大きな玉ねぎの下で(2025)谷崎明日香役
  • きさらぎ駅 Re:(2025)

CMやMVも多数出演。いわゆる「令和の顔」としてしっかり押さえている感じです。こうやって並べると、「あ、あの作品で見てた!」という方も多いんじゃないでしょうか。

大学進学はせず、俳優一本で

高校卒業後は大学には進学せず、東京に拠点を移して芸能活動に専念。

  • 大河ドラマ『光る君へ』への出演
  • 舞台「エドモン~『シラノ・ド・ベルジュラック』を書いた男~」出演
  • そして2026年には、舞台『るつぼ The Crucible』でアビゲイル・ウィリアムズ役

20歳にして、映像と舞台の両方で“攻めるカード”を着々と揃えているところです。

夜ドラ『コトコト』と、舞台『るつぼ』。優しいスープと、煮えたぎる欲望

『コトコト~おいしい心と出会う旅~茨城編』とは

NHK夜ドラ『コトコト~おいしい心と出会う旅~』は、古川雄大さん演じる百貨店バイヤー・結稀宏人が、日本各地のおいしいものを探して旅する物語。

茨城編では、

  • 野菜王国・茨城へ出張
  • 「焼き芋ブーム」の火付け役の地へ
  • でも芋農家との取引が難航
  • バディの根本進(三宅弘城)が持ち帰った土浦での“ある情報”が突破口に

という、ビジネスと人情とグルメがきれいにミルフィーユになったお話。この中で瀧七海さんが演じるのが、お父さんとぶつかるイマドキ少女、髙橋沙耶を演じます。瀧七海さんの、素直なのにどこか芯が通った表情って、地方が抱えるもやっとした空気を映し出すのにすごく合うんですよね。

舞台『るつぼ The Crucible』で、アビゲイルという“火薬庫”に挑む

そしてもうひとつ注目なのが、2026年の舞台『るつぼ The Crucible』。

  • 作:アーサー・ミラー
  • 舞台:17世紀末、アメリカ・セイラムの魔女裁判
  • テーマ:集団ヒステリー、偏見、権力、嘘の連鎖

その中核にいるのが、瀧七海さんが演じるアビゲイル・ウィリアムズ。この役、簡単に言うと「物語全体を大炎上させる火種」です。

公演情報

  • 東京公演
    • 日程:2026年3月14日(土)〜3月29日(日)
    • 会場:東京都 東京芸術劇場 プレイハウス
  • 兵庫公演
    • 日程:2026年4月3日(金)〜4月5日(日)
    • 会場:兵庫県 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール
  • 豊橋公演
    • 日程:2026年4月11日(土)・4月12日(日)
    • 会場:愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール

アビゲイルは、単なる“悪役”ではなく、愛情、劣等感、欲望、恐怖がごちゃ混ぜになった、とても人間くさいキャラクター。ここを20歳前後で演じるのは、相当なチャレンジです。

夜ドラで温かいスープを味わわせたかと思えば、数年後には観客のメンタルを大鍋ごとグラグラ沸騰させにくる――振れ幅、大きすぎませんか。俳優としての器の大きさを感じます。

まとめ:瀧七海という“静かな爆発力”

最後に、瀧七海さんの魅力を、ことばとなりにざっくりまとめておきます。

瀧七海さんの魅力はここ

  • 自然体なのに、目が語りすぎる
    セリフより先に表情が物語を進めていくタイプ。静かなシーンほど効いてくる存在感。
  • 帰宅部で県大会レベルの身体性
    朝練だけで陸上の県大会に行ける運動神経は、カメラに撮られるときの“動きの美しさ”にきっちり出ている。
  • 「身の丈の言葉」で話す誠実さ
    オーディションで「身の丈に合った言葉が大事」と語る感覚のよさ。かっこつけない人は、役も嘘くさくならない。
  • 地方と東京を行き来して鍛えられたタフさ
    福岡から東京へ通い続けた中高生時代。環境に振り回されない静かな根性がある。
  • 映像と舞台、どちらにも本気で踏み出しているバランス感覚
    夜ドラ、大河、映画に加えて、骨太な戯曲『るつぼ』でアビゲイル役。若いうちから“しんどい名作”に挑むのは、相当ストイック。

これから数年で、瀧七海さんの「顔つき」はきっとどんどん変わっていくと思います。『コトコト』の髙橋沙耶役は、その“変化の途中”を切り取る貴重なスナップみたいな役になるんじゃないでしょうか。

放送をきっかけに、「あ、この子、他に何出てるんだろう」と検索したあなたの好奇心は、大正解です。この先、『るつぼ The Crucible』のアビゲイルまで追いかけていくと、たぶん「うわ、この人、こんな顔も持ってたのか」と軽くひっくり返されるのではないでしょうか。

瀧七海さんのこれからの活躍、のんびり楽しみに眺めていきたいと思います。ありがとうございました。

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