今季最強寒波は、2月4日からいつまで?そもそも寒波とは?
今回の寒波は、2025年2月4日(火)から。今季最強、しかも全国的に7日まで居座る見込みです。「西日本や日本海側の広範囲で警報級の大雪になり、長期間低温が続くおそれがある」と予報が出ています。ふぶきや吹きだまりによる交通障害、電線や樹木への着雪、落雷や突風に注意・警戒が必要です。関東など太平洋側は晴れ間もあるようですが、厳しい寒さが予想されます。
そもそも寒波とは?
寒波っていうのは、冬によく起こる現象で、広い地域で数日間(2〜3日以上)続く寒気がやってきて、気温がぐっと下がることを言います。
寒気って?
寒気とは、周りの空気に比べて冷たい空気のことです。例えば、冬に「強い寒気が日本海側に流れ込んで大雪になる恐れがある」とか、夏に「上空に寒気が流れ込んで大気が不安定になる」というふうに、周りの空気との温度差を表す言葉として使われます。
大寒波とか最強クラスの寒波どういうこと?
ニュースや天気予報で「大寒波」や「最強クラスの寒波」という言葉を聞くことがありますが、これには明確な定義はありません。ただし、過去の最低気温と比べて記録的な低温が予想され、その影響が大きいときに注意を呼びかけるために使われます。
たとえば、「今シーズン最強クラスの寒波」と言われると、その冬一番の寒さを意味します。「過去最強クラス」となると、過去の観測記録に匹敵するレベルの低温が予想されているということです。ニュースなどでは「最強」という言葉が一人歩きしがちですが、一緒に使われる言葉にも注意して情報を見ましょう。
寒波が来るとどうなるの?交通網のマヒや断水、停電のおそれも
強い寒波がやってくると、大雪や低温、暴風、猛ふぶきなどが発生する可能性があるので注意が必要です。寒波がもたらす荒天によって、以下のような影響が出ることがあります。
- 大雪や暴風で飛行機が欠航したり、電車やバスが運休になったり、道路が通行止めになったりして、交通が大混乱する。大雪で車が立ち往生することも。
- 視界が悪くなったり、道路が雪や氷で滑りやすくなったりして、車の事故や歩行者の転倒が増える。
- 低温で水道管が凍ったり壊れたりして、水が使えなくなることもある。
- 暴風や積雪、着雪で木が倒れたり、停電が起きたり、ビニールハウスや車庫が倒壊することも。
- 暴風や着雪で送電線がショートしたり切れたりして、停電が発生することも。
- 大雪や暴風で飛行機が欠航したり、電車やバスが運休になったり、道路が通行止めになったりして、交通が大混乱する。大雪で車が立ち往生することも。
- 視界が悪くなったり、道路が雪や氷で滑りやすくなったりして、車の事故や歩行者の転倒が増える。
- 低温で水道管が凍ったり壊れたりして、水が使えなくなることもある。
- 暴風や積雪、着雪で木が倒れたり、停電が起きたり、ビニールハウスや車庫が倒壊おそれ。送電線がショートしたり切れたりして、停電が発生することも。
寒波の事例
国内では2018年1〜2月に32年ぶりの記録的な寒波がありました。広い範囲で影響が出て、西日本・東日本では低温が続き、北海道から北陸の日本海側では大雪が降りました。特に北陸地方では車や列車が長時間動けなくなったり、水道管が凍って大規模な断水が発生したりして、自衛隊が災害派遣される事態になりました。
また、海外の事例としては、2021年2月にアメリカのテキサス州で大寒波が発生しました。ヒューストンで1895年の記録に並ぶ最低気温約-11℃を観測し、1週間以上も雪や凍雨、極端な低温が続きました。大規模な停電や路面凍結による交通事故などで220人以上が死亡し、240億ドルの経済被害が報じられています。
普段雪の降らない九州や四国、近畿、東海地方でも、雪が積もるかもしれません。くれぐれも、積雪や路面の凍結にはご注意くださいね。
大雪のメカニズム…3つの驚きの理由。JPCZとは?
今回警戒されている大雪のメカニズムを解説します。
たとえるなら『大雪』っていう映画を作るのに、最強寒気監督、JPCZ天才脚本家、高海面水温敏腕プロデューサーが集結しちゃった、みたいな…?(ちょっと何言ってるかわからない?)
はい、失礼しました。まじめに詳しく解説します。
① 強すぎる寒気!今季最強クラスが長時間居座る
まず、今回の主役、寒気がとにかく強烈なんです。4日から週末頃まで居座り、しかもその強さは、西日本でも観測史上トップクラスとなりそうです。
② JPCZ参戦! 雪雲製造マシン始動!
そこに追い打ちをかけるように、”JPCZ”という、雪雲製造のプロ集団(?)が日本海側に出現!JPCZとは「日本海寒帯気団収束帯」の略称で、これが発生すると雪が急激に強まるんです。
③ 海面水温上昇により、湿った空気で大雪パワーアップ
さらに今年は、日本海の海面水温が平年より2~3℃も高め。水温高めなのに、逆にその影響で大雪の材料となる水蒸気がたっぷり供給されるため、より一層雪が強まる可能性があるんです。
まとめ!みんなで確認!今すぐできる備え

◼️食料と水は1週間分を目安に準備
◼️暖房用の燃料もストック
◼️車の冬装備(スタッドレスタイヤ、チェーン)を確認
◼️停電に備えて懐中電灯やモバイルバッテリーの準備
◼️除雪用のスコップやスプレー式解氷剤の用意
特に車での外出時は、毛布や防寒具、携帯食、使い捨てカイロなどの防寒対策グッズを忘れずに。
最後に一言! 「備えあれば憂いなし」というように、事前の準備が何より大切です。この大寒波、きちんと対策すれば怖くありません。でも油断は禁物!家族で声を掛け合って、しっかり準備して乗り切りましょう。
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