【木竜麻生(きりゅうまい)】プロフィール—数字より“質感”で覚える人『いつか、無重力の宙で』
- 生年月日:1994年7月1日(31歳)
- 出身地:新潟県新発田市
- 身長:160cm
- 血液型:A型
- 趣味:フィルムカメラ、、詩や近代文学を読むこと
- 特技:新体操
- 所属事務所:モノポライズ
- ひと言メモ:谷川俊太郎、茨木のり子、室生犀星を愛読。言葉の芯を真っ直ぐ通し、フィルムで光を待てる忍耐がある。だから“間”がうまい。セリフの余白まで演じ切るタイプです。
木竜麻生さんは文学少女。近代文学や詩への造詣が深く、谷川俊太郎を最も好きな詩人として挙げています。茨木のり子や室生犀星の作品も愛読する彼女は、実践女子大学文学部で学び、「雑誌で生まれた造語」をテーマに卒業論文を書いたほど。
言葉への繊細な感覚が、木竜麻生さんの演技にも確かな奥行きを与えているのでしょう。祖父から譲り受けたカメラでフィルム写真を撮るという趣味も、何とも味わい深いですね。こういった「古き良きもの」への眼差しが、木竜麻生さんの演技にアナログな温かみを宿らせているのかもしれません。
木竜麻生(きりゅうまい)さんの経歴と主な出演作品
デビューから注目俳優へ
14歳の時、観光で訪れた原宿でスカウトされたのが芸能界入りのきっかけ。しかし、新潟の実家には「一度始めたことは途中で辞めない」という家訓があり、当時熱中していた新体操を引退するまでは本格的な活動は控えていました。高校卒業後、実践女子大学文学部に進学するため上京し、19歳から本格的に俳優としての道を歩み始めます。
2014年、大森立嗣監督の映画『まほろ駅前狂騒曲』でスクリーンデビュー。その後、着実に経験を積み、2018年には瀬々敬久監督の映画『菊とギロチン』で見事映画初主演を果たします。このオーディションでは300人の中から選ばれたというから驚きです。同年公開の野尻克己監督『鈴木家の嘘』でも400人の中から選ばれヒロイン役を獲得。
受賞歴と代表作
この2作品での演技が高く評価され、東京国際映画祭ジェムストーン賞をはじめ、毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞、キネマ旬報ベスト・テン新人女優賞など、数々の新人賞を総なめにしました。
2022年には『わたし達はおとな』(加藤拓也監督)で主演を務め、北京国際映画祭フォーワードフューチャー部門にて最優秀女優賞を受賞。国内外で確かな評価を得ています。
その他の出演作品としては、『福田村事件』(2023年/森達也監督)、『熱のあとに』(2024年/山本英監督)、ディズニープラスの配信ドラマ『七夕の国』(2024年)などがあります。
約10年の俳優生活で、その確かな実力を着実に積み上げてきた木竜麻生さん。「毎回、作品をつくるのが楽しいという想いで役者を続けてきた」と語る彼女の真摯な姿勢が、演技の説得力につながっているのでしょう。
『いつか、無重力の宙で』で描く大人の青春
2025年9月からスタートしたNHK夜ドラ『いつか、無重力の宙で』で、木竜麻生さんは主人公・望月飛鳥を演じています。大阪の広告代理店で働く30歳の飛鳥が、高校時代の天文部の同級生と13年ぶりに再会したことをきっかけに、「一緒に宇宙に行こう」という忘れかけていた夢を再び追いかける——そんな「大人の青春」を描いた物語です。
この役について木竜麻生さんは「飛鳥はルーズボールを愚直に拾い続ける子」と分析。「誰かが拾わずにいるものや、空中に浮いたままの会話なども、自分のできること・やるべきこととして愚直に拾っていく」そんな飛鳥の姿勢を大切に演じているそうです。

木竜麻生&森田望智
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) August 26, 2025
初共演のドラマで支え合い
「最初から望智ちゃんに委ねて」
「ずっと一緒だったような」
NHK夜ドラ『いつか、無重力の宙で』
30代の2度目の青春物語🚀https://t.co/NvswPIJ2U6#いつか無重力の宙で pic.twitter.com/TaZ8ZnCGP0
共演の日比野ひかり役・森田望智さんの記事はこちら👇

高校時代の飛鳥役は田牧そらさん👇

2025年中に結婚!?気になる!木竜麻生(きりゅうまい)さんの結婚の噂
プライベートでは、俳優の仲野太賀さんとの熱愛が報じられており、結婚の可能性も取り沙汰されています。二人の出会いは2015年の映画『アゲイン 28年目の甲子園』での共演。その後、2022年の映画『ぜんぶ、ボクのせい』で再共演したことがきっかけで交際に発展したと言われています。
二人の共通点は写真撮影が趣味であること。仲野さんは小学生の頃からカメラに興味を持ち、中学生の時には一眼レフを使っていたそう。木竜さんも祖父から譲り受けたカメラでフィルム写真を楽しんでいます。この趣味を通じて親密になり、日常を共に過ごす中で、お互いの個性や価値観に共鳴していったのかもしれません。
結婚については「一つ上の兄は結婚していますし、両親も早かったのですが、私自身は結婚願望は強くなくて」と語る木竜麻生さん。「一緒にいたいと思う人に出会い、結婚を決断した父母と兄は尊敬しています。私はあんまり焦っていません」と、肩の力を抜いた姿勢で将来を見据えています。
「一緒にいたいって思う人に出会えたり、自分が夢中になってやりたいことがあったりしたら、豊かな人生になるのかな」という彼女の言葉には、大人の女性としての落ち着きと優しさが感じられますね。2025年に結婚?という噂もありますが、真相は二人だけが知るところでしょう。
まとめ:木竜麻生(きりゅうまい)という俳優の魅力
木竜麻生さんについて調べてみて分かったことをまとめると:
- 実力派俳優としての確かな評価:数々の映画賞受賞が証明する演技力
- 知的で品のある人柄:文学への造詣の深さと家族を大切にする価値観
- 自然体の恋愛観と人生観:結婚に焦らず、自分らしい選択を大切にする姿勢
- 地に足のついたキャリア形成:派手さより実力で勝負する姿勢
- 30代俳優としての新たなステージ:等身大の役柄で見せる成熟した演技
「みなさんに面白がってもらえるようになれたら」と語る木竜麻生さん。これからも彼女の無重力のような軽やかで、かつ深みのある演技に注目していきたいと思います。
ありがとうございました。
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