いぜんさんのプロフィール。本名は?中国出身の現役東大院生芸人!
みなさん、「李」という苗字、聞いたことありますよね。でも、まさか中国で1億人以上もいるなんて思いもしなかったでしょう。そう、「いぜん」さんの本名は「李いぜん」。中国では「佐藤」や「鈴木」以上にポピュラーな苗字なんだとか。実は「いぜん」さん、そんな自分の本名についてもネタにしてしまってます。
そんな彼女はなんと、あの東大、東京大学の大学院で核融合の研究をしている現役の院生!しかも、吉本興業所属のお笑い芸人でもあるんです!
- 本名:李いぜん
- 生年月日:1998年4月23日(26歳)
- 出身地:中国 北京
- 身長:168cm
- 血液型:O型
- 趣味:1人旅行、読書、サッカー審判(3級資格持ち)、ダイビング(OW資格持ち)、中華料理(作る方も食べる方も探す方も)、家系ラーメン、将棋、お酒、サウナ、ランニング
- 特技:太極拳、中国語早口言葉、トリリンガル
- 所属事務所:吉本興業
「いぜん」さんの歩みとこれからのこと。「よしもと入るため東大へ」理系で核融合研究
『嵐』に衝撃を受け、森三中に憧れて。
いぜんさんがお笑いの道に進む契機となったのは、実は嵐のミュージックビデオ。中学生の頃、偶然ネットで見た嵐の映像からバラエティ番組へと興味が広がり、あるとき衝撃を受けます。
「ゲストで森三中さんが出ていて、いつもクールな『松潤』が奥歯を見せて笑っていました。そんな『松潤』を見たのは初めて。お笑い芸人として活躍している女性はかっこいいと思ったし、私もいつかこの世界に入りたいと思いました」
わたしたちも思い当たるフシがありませんか? テレビを見ていて、ふと「あの人、すごいな」と憧れを抱く瞬間。でも多くの場合、それは「憧れ」で終わるもの。いぜんさんはそこから行動を起こしたのです。
日本語がまったく話せない状態から、バラエティ番組を字幕付きで見続けたいぜんさん。明石家さんま、川島明(麒麟)、千鳥、かまいたち…特に吉本芸人に惹かれたといいます。1年ほど動画を見続けているうちに、自然と日本語を覚えていったそう。その語学センス、わたしもほしいものです。
中国の難関である北京大学附属学校卒業後、日本のNCSへ進学?
「いぜん」さんは、高校卒業後に来日したのですがその卒業した高校もすごい!中国の最高峰、北京大学附属高校出身!そして、東京都立大学理学部に留学すると同時にお笑い養成所・NSCにも申し込むというのもすごい!
が、ここで思わぬハプニングが。面接当日、手続きの順番待ちだと思って2時間並んだ行列が、まさかの「ラーメン二郎」の列だったのです! 思わず「あるある~」と言いたくなる失敗談ですが、彼女はそれでNSCの面接に間に合わず、入学できませんでした。
でも諦めません。松竹芸能の養成所に入所し、その後コロナ禍を経て、2021年にNSC東京第27期として改めて入学。念願の吉本芸人になりました。
日本でお笑い芸人を続けるために、東京大学大学院へ!?
ただ、芸人の道には思わぬ壁が。「芸人」という肩書きではビザが下りないのです。一定以上の収入を得られるほど活躍しないと、日本に滞在できない…。そこで出した結論が「東大大学院に入学する」という強者の発想。勉強が得意だったいぜんさんは、見事に東大に合格し、ビザ問題を解決したのです。
「私の居場所はここかもしれない」と日本のお笑いに惹かれたいぜんさん。その理由を「多様性」と語ります。
「ピン、コンビ、トリオ、それぞれで男女コンビも女性コンビもある。コントも漫才も新喜劇もあって、関東と関西のスタイルも全然違う。芸風やキャラクターも本当に十人十色で百花繚乱な感じです。多様性がすごい新鮮で、日本の文化を知る窓口としても新しいなと思いました」
中国では旧正月に紅白歌合戦のような国民的娯楽番組はあっても、M-1グランプリやキングオブコントといったお笑い専門の「国民的エンターテインメント」番組はないそう。「お笑いだけで国民的に盛り上がっているイベントがあるのが不思議なほど。うらやましいですね」と彼女は語ります。
M-1で3回戦進出!
今年のM-1では、10330組中408組まで勝ち進み、3回戦に進出。ネタの大筋はいぜんさんが書き、ユニットの相方・渡辺ポットさんにツッコミ部分を調整してもらい「いぜんポット」として、鋭い漫才を披露しました。
YouTubeには「いぜんポットとてもいい」「中国語訛りの日本語のはずなのに言葉のキレがすごくて面白い」といった称賛の声が。「コメントに感動しすぎて、泣きながらひとつずつ『いいね』を押しました」と、素直な喜びを語るいぜんさんが愛らしいですね。
漫才への思いもしっかり。「しゃべくりが好きなんです。お客さんも一緒になって内容や設定、ひとつひとつの漫才の世界に入る。言語の技術やテンポもあって、一番いい状態になるまでの芸を磨く過程もすごいかっこいいなと思います」
これからの夢は?心のエネルギーを与えたい。
実は芸人活動に熱中しすぎて、大学院の必修授業を欠席し、留年が確定しているとのこと。「M-1の3回戦と重なっていた大学院の必修授業を欠席したから、留年確定なんです(笑)」と語る姿に、夢を追う人の覚悟を感じます。
さらに、将来に向けた視野も広げています。M&A企業のインターンも経験し、「情報番組のコメンテーターとしても活躍できるかも」と語るいぜんさん。「物理や理系の話もできるし、分かりやすくおもしろい説明もできる」という強みを生かしたキャリアも考えているようです。
そして印象的な言葉が。「最近は本当に、(大学院で専攻している)地球の将来のエネルギーの話より、目の前の人々に心のエネルギーを与えるほうが生きがいを感じます(笑)」

「いぜん」さんのじさくじえんどらま👇
まとめ!中国出身、現役東大院生芸人という異色の経歴を持つ「いぜん」さん。
さて、今回は「上田と女が吠える夜」に出演していた「いぜん」さんについてご紹介しました。最後に、この記事のポイントをまとめますね。
- 本名は李いぜん(り いぜん)さん。中国出身の現役東大大学院生芸人。
- 日本のお笑いに憧れ、吉本興業に入るために東大に入学!
- 現在はピン芸人として活動しながら、東大大学院で核融合の研究を続ける。
- ネタのヒントは日常会話から。M-1グランプリにも挑戦中!
- 今後の目標は、情報番組のコメンテーターなど、活動の幅を広げていくこと。
ここまで読んでくださってありがとうございます。「いぜん」さんの今後の活躍が本当に楽しみですね。




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