ストイックな探求者、古川琴音さんのプロフィール
- 生年月日:1996年10月25日(29歳)
- 出身地:神奈川県
- 身長:161cm
- 学歴:立教大学現代心理学部映像身体学科
- 特技:ダンス(バレエ、ヒップホップ他)
- 趣味:ガーデニング、散歩
- 所属事務所:ユマニテ
古川琴音さんの魅力を一言で表すなら「透明感のある自然体の演技力」でしょうか。本人のインタビューによると「その場で本当に生きているみたいに演じられるようになりたい」と語っているんですが、まさにそんな感じの自然体。
また、「田舎のほうに農業をしに行きたい」とのことで、将来は自分で作った野菜で料理をする夢があるそうで、これはもう『人生の楽園』の出演が期待できそう。
忙しい俳優生活の合間に、土いじりでリフレッシュしてる姿を想像すると、なんだかほっこりしちゃいます。特技のダンスも、バレエからヒップホップまでこなすなんて、身体の表現力が演技の基盤になってるんでしょうね。
立教大学卒業!古川琴音さんの歩みと学歴
バレエ少女から演劇部へ
古川琴音さんの原点は、幼い頃から習っていたバレエにあるんですよ。ステージに立つことが好きだった彼女は、その延長線上で中学・高校・大学と演劇部に所属します。ただ面白いのが、「仲間と一緒に活動することが楽しくて、気が付いたらずっと続けていた」って、これ完全に「気づいたら本気になってた系」の天才の言い分じゃないですか。
高校は日本大学藤沢高校に通っていたんですが、系列の日本大学には進学せず、受験して立教大学現代心理学部映像身体学科に進学しています。「舞台について専門的に学びたい」という明確な目的があって、自分の「好き」を道しるべに大学を選んだわけですから。
英語劇サークルでの挑戦
大学では英語劇のサークル「ESSドラマセミナー」に所属していたという古川琴音さん。先輩に舞台写真を見せられて「大学生がつくったとは思えないクオリティー」に一瞬で心を奪われたそうなんですが、問題は英語に自信がなかったこと。1年目は英語の発音をマスターするだけで終わってしまったというエピソード、これ控えめに言って努力の人すぎませんか?
しかもこの経験が後々活きてくるんですよ。休日はカフェ巡りをしながら英語の勉強をしていて、「仕事で海外に行った際、自分の英語が想像以上に通じないことにショックを受けて習い始めた」って。いつか海外留学もしたいという夢を持っているそうで、向上心の塊ですね。
大学4年生で運命のオーディション
就職活動のタイミングで「無理かもしれないけど、役者をやってみたいな」と思った古川琴音さん。自分が長く続けられたのは演劇だけだし、周りからも評価されていると感じていた。飽き性だと自認している彼女が唯一続けられたことだからこそ、挑戦する価値があると判断したわけです。
そして2018年、現在の所属事務所「ユマニテ」のオーディションに合格します。このオーディション、1度限りと決めていたそうで、落ちたら普通に就職するつもりだったとか。この潔さよ。ちなみにユマニテを受けたのは、憧れの俳優・満島ひかりさんが所属していたからなんですが、なんと満島ひかりさんは古川琴音さんと入れ替わるようにフリーになって事務所を退所しているんですよね。これは運命のすれ違いというか、バトンタッチというか。
デビューから現在まで:快進撃の軌跡
鮮烈なデビュー作『春』
事務所入り直後の2018年、古川琴音さんは短編映画『春』で主演デビューを飾ります。そしてこの作品、なんと京都国際映画祭2018クリエイターズ・ファクトリーでグランプリを受賞。さらに合計9つの映画祭でグランプリを獲得するという快挙を成し遂げているんですよ。古川琴音さん本人もTAMA NEW WAVEベスト女優賞を受賞していて、これはもう「新人ですけど何か?」レベルの衝撃的デビューですよね。
『十二人の死にたい子どもたち』で注目
2019年公開の映画『十二人の死にたい子どもたち』では、メインキャストの一人であるミツエ役を熱演。この作品で多くの人が古川琴音さんという存在を認識したんじゃないでしょうか。
朝ドラ『エール』、そしてベルリン国際映画祭へ
2020年には連続テレビ小説『エール』に出演し、朝ドラデビュー。そして2021年、出演作『偶然と想像』が第71回ベルリン国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、最高賞に次ぐ「銀熊賞(審査員大賞)」を受賞するという快挙を成し遂げます。デビューから3年でベルリン国際映画祭ですよ。これはもう、エレベーターじゃなくてロケットで駆け上がってるレベルです。
テレビドラマ初主演、そして大河ドラマへ
2022年にはNHK特集ドラマ『アイドル』でテレビドラマ初主演を果たし、2023年には大河ドラマ『どうする家康』に出演。さらに同年にはNetflixドラマ『幽☆遊☆白書』にも出演するなど、エンタメ系から文芸作品まで幅広いジャンルで活躍しています。
2024年フジテレビ月9『海のはじまり』で南雲水季役
主人公・月岡夏(目黒蓮さん)が大学時代に交際していた恋人で、海(泉谷星奈さん)の母親役。ドラマの中で故人として回想シーンに出てくるむずかしい役でした。
まとめ:古川琴音さんの魅力
さて、ここまで古川琴音さんについて語ってきましたが、彼女の魅力をまとめるとこんな感じでしょうか。
- 確かな演技力と幅広い役柄への対応力:文芸作品からエンタメ作品まで、どんな役でも自分のものにする適応力
- 知性と感性のバランス:立教大学で学んだ現象学的視点を演技に活かす知性と、農業への憧れという素朴な感性の共存
- たゆまぬ努力と向上心:英語学習、ジム通い、読書など、常に自分を高めようとする姿勢
- 謙虚さと芯の強さ:「憑依したと言い切れるほど入りきれたことは数えるほどしかない」と謙虚でありながら、確固たる演技論を持つ強さ
- 多様なインプット習慣:映画、舞台、漫画、アニメ、音楽など、ジャンルを問わず幅広く吸収する姿勢
古川琴音さんは着実にキャリアを積み重ねながら、常に進化し続けている俳優です。「その場で本当に生きているみたいに演じたい」という目標に向かって、これからどんな役を見せてくれるのか。今後の活躍が本当に楽しみですよね。
ありがとうございました。




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