ドキュメント72時間〜津軽 プレハブのそば屋で〜
お店はどこ?メニューは?口コミは?
と気になった人も多いはず。
そこで、今回はあの青森県五所川原市(ごしょがわら)『鹿内そば屋』はどんなお店?についてお伝えします。
はい、というわけで今回も、全国の地方都市60カ所以上を実際に飛び回って磨いた好奇心アンテナを持つ「ことばと」がお伝えします。最後までよろしくお願いします。
【ドキュメント72時間】〜津軽 プレハブのそば屋で〜『鹿内そば屋』ってどんなお店?
青森県五所川原市中央1丁目65。その場所にあるのは、立派な店舗でもなければ、キラキラ輝く看板もありません。ただ、夜の8時30分になると、突如として灯りがともるプレハブ小屋。それが「鹿内そば屋(通称:梵珠そば)」なのです。
店主の鹿内ふさえさんは、35歳の時に義妹からこの屋台そば店を引き継ぎ、なんと40年以上も営業を続けているんですって!当初は五所川原工業高校の前でワンボックスカーでの営業だったことから「工業の前」と呼ばれていたそうです。まるで都市伝説のような佇まい…でも、これが五所川原市民にとっての宝物なんですね。
営業時間は毎晩20時30分から翌朝3時まで。日曜日は定休日。深夜のアルバイトでもなく、趣味でもなく、れっきとした商売なのに、こんな時間に!と思いますが、そこがまた魅力。夜な夜な人々が集まるのは、何か特別なものがあるからに違いありません。
店内は狭く、全て立ち食いスタイル。でも、その狭さが逆に心地よい。隣に立つ見知らぬ人とも、なぜか一瞬で仲間意識が生まれるから不思議です。「ここだけの話…」って感じで、なんとなく声をひそめたくなる、そんな空間です。

どきゅめんと72の
すたっふさんせいれつ!👇
新作!今週13(金) 夜10:00#ドキュメント72時間
— ドキュメント72時間 (@nhk_72HR) June 10, 2025
津軽🍜プレハブのそば屋で
夜の数時間だけ営業する立ち食いのそば屋。担当は平井D。青森局時代に提案し、1年半以上ののちに実現!好きなメニューは「山菜そば🍄🟫」とおでんは「ツブ貝🐚」だそう。ツブ貝の見た目は、本編でのお楽しみ! pic.twitter.com/ydqHMe1JbW
津軽 プレハブのそば屋で(初回放送日:2025年6月13日)
熱々のそばにおでん。舞台は青森・五所川原市にあるプレハブのそば屋。営業は夜の数時間だけで、店内は狭く、立ち食い。でも不思議と多くの人が訪れる。帰省するたびに立ち寄るという親子。上京した娘のためにダブルワークを始めた母親。3代続くというりんご農家の姉妹。地元の津軽を離れた人たちも、ここのそばを懐かしんでやってくる。ふるさととは何なのか。帰省する人が増える大型連休のころ、小さなお店にカメラを据えた。
https://www.nhk.jp/p/72hours/ts/W3W8WRN8M3/episode/te/7R46K3Y937/
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【ドキュメント72時間】「鹿内そば屋」の名物メニューは?口コミは?
そばとおでん。シンプルだけど、豊富なメニュー!しかも…
ご覧ください。時計が逆回りしたのかと思えるほどの価格設定!昭和に迷い込んだのでは?と目をこすりたくなる安さ!
「梵珠そば」という名前は、実は五所川原市の製麺業者「ヤマホ竹鼻製麺所」の袋麺の商品名から来ているんですって。地元に根差したお店であることが、名前からも伝わってきますね。
▼定番メニュー▼
梵珠(ぼんじゅ)そば:500円
うどん:450円
▼トッピング▼
天ぷら:70円
玉子:60円
山菜:50円
▼ほっこりしみしみのおでん▼
つぶ貝 時価
ソーセージ 50円
高野豆腐 50円
こんにゃく 60円
まるてん 60円
油揚げ 60円
厚揚げ豆腐 60円
玉子 70円
大根 70円
つくね 100円
肉づめ 100円
…などなど、種類豊富です。
※ひょっとすると、価格は変動しているかもしれません。お店でお確かめください。
これでは利益が出るのか心配になってしまいますが、店主ふさえさんの「おいしい一杯で明日もがんばれるとかんじてもらえれば」という言葉に、商売を超えた何かを感じます。








口コミや感想は?
SNSや口コミを見ると、まるで「ふるさと」を評価するかのような愛情あふれる言葉がならびます。
「高校時代から通ってる。20年たっても味が変わらない。」 「夜の帰宅前にここで一息つくのが日課です。」 「おばちゃん(店主)に会うとホッとするんだよね。」 「年に一度、この味を食べに帰省します。」
これって単なる食べ物屋さんじゃないですよね。心の帰る場所。そう言っても過言ではないでしょう。
出汁がきいた温かいそばは、身体だけでなく心まで温めてくれるようです。特に津軽の厳しい冬の夜、小さなストーブを焚きながら提供される一杯は、格別なんでしょうね。
五所川原市の『鹿内そば屋』に来ました!ワゴン車で深夜3:00まで営業しており、おでんとそばを堪能。フレンドリーなお婆ちゃんが一人で頑張ってます!やっぱり旅はいいな🍢 pic.twitter.com/RYMwBZfNB0
— 知の冒険🗾🔍博物館の続刊『世にも至宝な博物館』が10月16日発売中! (@chinobouken1) October 8, 2022



わごんしゃえいぎょうじだいのくちこみですね!



げんきをもらいにいくばしょ!




まとめ:【ドキュメント72時間】『鹿内そば屋』は、おいしい陸の灯台だ。
鹿内そば屋は、ただのそば屋ではなく、五所川原の夜に灯る小さな灯台のような存在です。まとめると…
- 夜8時30分から朝3時までしか開かない、幻のようなプレハブそば屋
- 40年以上変わらない味と驚きの安さ(そば500円、うどん450円)
- シンプルながら体と心が温まる出汁が自慢
- 地元民も帰省者も観光客も、ほっとする「帰る場所」として愛される
- 店主ふさえさんの優しさが滲み出る空間
私たちは、日々便利で新しいものに囲まれて生きています。でも時々、変わらない何かを求めて、ふと立ち止まりたくなる。そんな時、鹿内そば屋のような場所が、私たちの心を捉えて離さないのかもしれません。
夜な夜な灯る小さな明かり。そこに人々が集まる理由。それは「ふるさと」という名の安心感なのでしょう。
もし青森を訪れる機会があれば、ぜひ鹿内そば屋に足を運んでみてください。そして「ただいま」と言ってみてください。きっと「おかえり」と返ってくるはずですよ。
『鹿内そば屋』のアクセス&詳細情報は?
- 住所:青森県五所川原市中央1丁目65
- 営業時間:20:30〜翌3:00
- 定休日: 日曜日
- アクセス: JR『五所川原』駅から徒歩約16分
- 現金のみ
ありがとうございました。
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