日本版グラミー賞ってホント?MUSIC AWARDS JAPANの誕生とその背景
概要は?
まずはこのニュースの大枠から。MAJは、「MUSIC AWARDS JAPAN」は、日本レコード協会や日本音楽事業者協会など、日本の音楽業界を代表する5団体がタッグを組んで設立された国内最大規模となる音楽賞です。音楽業界の主要団体が垣根を越えて一般社団法人カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)を設立。ここから生まれたのが、このMAJなのです。
誕生の背景とは?
背景には、新型コロナウイルスの影響でストリーミングが急速に普及したことがあります。日本の音楽をもっと世界に発信するために、そして新たな才能を国際的に認識させようというものです。
日本の音楽業界も「世界」を意識した動きを加速させているというわけですね。
「MUSIC AWARDS JAPAN」のここがスゴイ!投票権は5000人!
「MUSIC AWARDS JAPAN」の最大の特徴は、その規模の大きさと、世界基準の選考方法にあります。
アーティストにも投票権が!
まず、音楽関係者5000人が投票権を持っているという規模の大きさ。アーティストをはじめ、クリエイター、マネージャー、レコード会社スタッフ、エンジニア、コンサートプロモーター、音楽出版社、著作権管理団体、音楽配信事業者、音楽評論家、ライターやメディア、さらには、海外音楽賞審査員、海外クリエイター、海外プロモーターまで…。
アーティスト自身も投票できるというから驚き!しかもその人数が、投票者5000人中のうち、3000人を予定しています。
それだけではありません!一般の音楽リスナーによる投票を募る部門も創設される予定!
ノミネート作品は、客観的指標にこだわって!
そこでまた気になるのが、ノミネート作品の選出!ビルボードジャパン、オリコン、GfKなどの主要データと連携した「客観的な指標」により、自動的に選出されます。つまり、コネや圧力みたいなものが排除され、さらにこれまでのCD売上だけでなく、ストリーミングやダウンロードといった最新トレンドも反映されるというわけですね。この徹底的に透明性にこだわった感じ、いいですね。
どんな賞があるの?「最優秀楽曲賞」をはじめ、60以上の部門を創設予定!
最優秀楽曲賞、最優秀アーティスト賞といった主要となりそうな6部門に、60以上の部門が創設されます。その種類は幅広く、ロック、アイドル、演歌・歌謡曲にとどまらず、クラシック、ダンスパフォーマンス、ミュージックビデオ、ボーカロイド、さらには、アジア各国、ヨーロッパなど地域別のグローバルカテゴリーといった多彩なカテゴリーが用意されています。
そして!対象作品なんですが、リリース時期にかかわらず、2024年2⽉から2025年1⽉に話題となった作品およびアーティストとなっているので、いま話題になっているお気に入りのあの曲も受賞対象になるってことですね。
授賞式は2025年5月!開催地は京都、なぜ京都なの?
そして見逃せないのが、開催地が京都だということ。東京じゃなくて、なんで京都なの?と思いますよね。でも、京都って日本の伝統文化の中心地じゃないですか。そこで最先端の音楽の祭典を開くのは、なんだかロマンがありますよね。京都が世界に発信する舞台としてふさわしい場所として選定されたとされています。世界に向けて日本文化の深み、みたいなものを感じさせてくれそう。千年の都・京都で行うことで、日本の伝統と最先端の音楽が融合する、素敵な光景が浮かびませんか?
授賞式は、2025年5月22日に京都のロームシアター京都で行われます。
まとめ!MAJは日本版グラミー賞になれるのか!?
さあ、こうしてみると「MUSIC AWARDS JAPAN」は、本当に画期的な賞だということがわかりますね。日本の音楽業界に、どんな効果が期待できるんでしょうか。まず、日本の音楽の国際的な認知度アップは間違いなさそう。それに、アーティストたちのモチベーションアップにもつながりそうです。「あの賞を取りたい!」って目標ができれば、もっと良い音楽が生まれるかもしれませんよね。私たち音楽ファンにとっても、質の高い音楽との出会いが増えそう。
日本の音楽シーンに新しい歴史を刻むこの賞。来年の授賞式が、今からとっても楽しみですね!みなさんは、どのアーティストに頑張ってほしいですか?ぜひ家族や友達とも話題にしてみてくださいね。音楽って、人と人をつなげる素敵な会話のきっかけになりますから。
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