【アンジェリーナ1/3】プロフィール:その名に込められた、3つのルーツ
- 本名:愛理(あいり)※2025年のソロデビュー発表時に公表
- 生年月日:2001年12月25日(クリスマスベイビー!)
- 出身地:東京都の下町
- 血液型:公表なし
- 身長:公表なし
- 趣味:落語と講談を聞くこと(神田伯山さんの大ファン)
- 特技:ドラえもん(水田わさび版)の物真似
- 所属:Gacharic Spin(ガールズバンド)
- 活動:ラジオパーソナリティ、元子役
「1/3」という名前の意味
さて、この「アンジェリーナ1/3」という芸名。一見、分数テストに出てきそうな数字が入っていて気になりますよね。実はこれ、めちゃくちゃ深い意味があるんです。
アンジェリーナ1/3さんは日本人の父親と、スペイン・フィリピンのハーフである母親の間に生まれたクォーター。つまり、日本、スペイン、フィリピンという3つの国のルーツを持っているわけです。「3つの家族から成るのが私なので1/3なの!」と本人が語っているように、自分のアイデンティティそのものを芸名に刻んでいるんですね。
【アンジェリーナ1/3】子役から不登校、そしてバンドへ|アンジェリーナ1/3さんの歩み。
アンジェリーナ1/3さんの人生を語る上で避けて通れないのが、子役時代のエピソードです。
もともとはお兄さんが「お芝居をやりたい」とオーディションを受けた際についていっただけだったそうなんですが、そこで事務所の方にスカウトされて小学3年生から子役として活動開始。演技の仕事をしたことのある父親から「お父さんの夢を叶えてくれたら」と期待され、CMや有名俳優さんとの共演も経験していました。
そんな子役時代のエピソードがなかなか感動的!
小学6年生のとき、「おはスタ645」に出演した際、ハリセンボン春菜さんの楽屋に挨拶に行ったときのこと。当時の芸名を名乗って「監督が作る映画大好きなんですよ」と言ったら、春菜さんが即座に「マイケルムーア監督じゃねえよ!」とツッコんでくれたそうで。それを見ていたしずる村上さんが「この子売れる!」と言ってくれたのが、本当に嬉しかったんだとか。
そして2015年、1万人がオーディションに参加した映画『ソロモンの偽証』の最終審査まで進んだものの、惜しくも落選。この映画は現在も活躍する人気俳優を多数輩出した作品で、「もしあのとき受かっていたら…」と今でも悔しい気持ちがあるそうです。でも彼女は言います。「受からなかったからこそ、今の自分がある」と。
しかし中学1年生のとき、病気で父親が他界。一番応援してくれていた父を失ったことで、「この気持ちは誰にもわからない」と周りをシャットアウトし、子役の仕事も辞めてしまいます。不登校も経験しました。
音楽が救ってくれた、そして高校生活へ
父親の遺品を整理しているときに出てきた大量のCD。ユニコーンをはじめ、SUPER BEAVER、UVERworld、ONE OK ROCKなどの音楽に触れるうちに、彼女の中で何かが変わり始めます。「音楽に助けられた」。その経験が、自分も音楽を発信する人になりたいと思うきっかけになったそうです。
中学3年生頃から登校を再開し、芸術系の高校(精華学園高校と予想されています)に進学。ただし家庭は裕福ではなかったため、就学支援金とアルバイトで学費を工面。朝は仕込み、学校に行って、放課後はまたバイトという生活。しかも母親が日本語が十分に理解できないため、学校とのやりとりも全て自分でやっていたとか。これはもう、苦労人オブ・ザ・イヤーですよ。
運命の学園祭、そしてバンド加入
そして運命の高校の学園祭。弾き語りでステージに立っていたアンジェリーナ1/3さんを、たまたま観ていた人物がいました。それが、Gacharic Spinのベーシスト、FチョッパーKOGAさん。当時、新メンバーを探していたKOGAさんは、後日校長先生経由で「オーディションを受けてみないか」と声をかけます。
実はアンジェリーナ1/3さん、すでにGacharic Spinのファンだったそうで、二つ返事で快諾。オーディションでは「ベース弾ける?」と聞かれて、弾いたことなんてないのに「必然性があればできます」と答えたという度胸。しかもこの返答を何を聞かれても繰り返したらしく、「やってみないと何ができるか分からない」という彼女の哲学が光るエピソードです。
結果は見事合格。2019年2月、17歳でGacharic Spinのマイクパフォーマーとして正式加入。初ライブは同年3月2日、東京・LIQUIDROOMでした。
【アンジェリーナ1/3】ラジオ界を席巻、そして新たなステージへ
「令和のラジオスター」の誕生
バンド活動と並行して、アンジェリーナ1/3さんはラジオパーソナリティとしても大活躍。TBSラジオ『アンジェリーナ1/3 夢は口に出せば叶う!!』シリーズは2022年の特番からスタートし、2023年1月にはレギュラー化。放送時間や番組名を変えながらも継続され、2025年4月からは『Angie radio!!~夢は口に出せば叶う!~』として日曜日の生放送にリニューアル。
さらに2024年9月からはTOKYO FM『SCHOOL OF LOCK!』の教頭(アンジー教頭)に就任。2025年4月からは月~金曜日の毎日担当という大抜擢。「自他共に認める令和のラジオスター」という肩書きは伊達じゃないんです。
神田伯山さんとの「兄妹」関係
趣味は落語と講談。特に神田伯山さんの大ファンで、ラジオ番組でリスナーから勧められた伯山さんのYouTubeチャンネル「神田伯山ティービィー」で『中村仲蔵』を視聴して感動。番組で熱く語ったところ、それが伯山さん本人の耳に入り、伯山さんのラジオ番組「問わず語りの神田伯山」でこのエピソードが紹介されたことから交流が始まりました。
\#週刊TVガイド 9/12号 発売中/
— 週刊TVガイド (@weekly_tvguide) September 5, 2025
不定期企画のRADIOガイドに
神田伯山 さん&アンジェリーナ1/3さんが登場📻
ラジオ界の人気者2人による
誌上ノンストップトーク、ぜひご覧ください!
(お2人の声をできるだけたくさん届けたく、文字数やや小さめです…すみません💦)… pic.twitter.com/cBrRGWK0t1
現在では互いを「兄」「妹」と呼び合う関係に。伯山さん、太田光さん、高田文夫さん、野村邦丸さん、林家たい平さんといったラジオ・お笑い界の重鎮たちが、彼女のトークスキルを高く評価しているんですよね。山崎怜奈さんからは「女伯山」という最高の称号も。これはもう、トーク力お墨付きってことですよ。
初エッセイ『すばらしい!! 日々!』も話題
2024年には初のエッセイ『すばらしい!! 日々!』を出版。カバーイラストは憧れの江口寿史さんが担当。小学生のとき銀杏BOYZのアルバムジャケットで江口さんの『ストップ!! ひばりくん!』のイラストを見て衝撃を受けて以来、「いつか江口先生に描いてもらえる女の子になりたい」と思い続けてきた夢が叶ったそうです。「ひばりくんより可愛いんじゃない?」と密かに思ってるらしいですが、この自信、嫌いじゃないです(笑)。
まとめ:アンジェリーナ1/3さんの魅力、まとめてみた
さて、ここまで駆け足で彼女の人生を追いかけてきましたが、改めて整理するとこんな感じです。
- 3つのルーツを持つクォーターで、芸名にそのアイデンティティを込めている
- 小学3年生から子役として活動し、中学1年生で父を亡くしたことで一度夢を諦めた過去
- 高校の学園祭での弾き語りがきっかけでGacharic Spinに加入という運命的な展開
- **「令和のラジオスター」**として複数のレギュラー番組を持ち、業界の重鎮たちから絶賛されるトーク力
- 2025年秋にはソロデビュー決定、本名の「愛理」から取った『ailly』として活動開始
「めちゃくちゃ生き急いでいるみたい(笑)」と本人も言っていますが、本当にその通り。でもそのスピード感が、彼女の魅力なんですよね。父親から受け継いだ夢、音楽に救われた経験、そして「必然性があればできます」という前向きな姿勢。全てが今のアンジェリーナ1/3さんを形作っています。
バンド、ラジオ、そしてソロアーティストと、これからの活躍がますます楽しみですね。彼女自身が言うように、夢は口に出せば叶うのかもしれません。
ありがとうございました。


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